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☆馬券道場☆【エクリプス!!】

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競走成績

◆このような時代に生まれたエクリプスは、極めて激しい気性を持ちながらも当時の競馬に適応した。18戦18勝(内ヒートレース7、マッチレース1、単走8)という成績を残し、かつ全ての競走が楽勝だった。エクリプスは18世紀の最強馬とされることが多い。少なくともこの時代最も重要な競走馬であり、かつ後世に最も知られているというのは確かである。 ただし当時既にドイツ等でも競馬が行われていたはずであり、そちらとの力関係は現在では知るすべはない。現在に繋がるイギリスの競馬はともかく、相次ぐ戦争などで衰退する大陸ヨーロッパの競馬は忘れられていった。イギリスにも同世代にゴールドファインダー(13戦不敗、エクリプスとは未対戦に終わる)という競走馬がいたが、こちらも現在では記録の彼方に追いやられている。また、エクリプス自身の記録についても不明瞭なものが多く、この18戦のほかにも記録に残っていないものが幾つかあるといわれている。残されている逸話も真偽不明なものが幾つかある。

種牡馬としての実績

◆エクリプスには種牡馬としての功績もある。ポテイトーズやサージェント等を輩出し、この時代としては非常に多い344頭の産駒が競馬で勝利した。エプソムダービーは1780年の創設で、既にエクリプスは晩年に差し掛かっていたが、3頭の優勝馬を送り出した。父の父や母の父としても優秀で、サラブレッドの成立にも貢献した。今日のサラブレッドの父系(サイアーライン)と遡っていくとその95%までもがポテイトーズ、キングファーガスというエクリプスの2頭の産駒にたどり着くとされ、これらを総称してエクリプス系と呼ばれる。残り5%は同時代を生きていたマッチェムとヘロドの子孫である。