ライン

☆馬券道場☆【用語集!!】

ライン

ひ行

曳き運動(ひきうんどう)

厩務員などが馬を引っぱって運動させること。乗り運動と同じように競走馬にとって欠かすことのできないトレーニングのひとつで、朝の乗り運動や調教の前後、また午後の乗り運動の前後など休みの日以外は毎日行われている。準備運動、整理運動として曳き運動は行われるが、歩様を観察することも目的の一つで、脚部不安の早期発見につながる。

引き返し

矯正馬具のひとつで、マルタンガールといわれるもの。腹帯からハミを通じ、手綱につながっている装具で、また綱ともいわれる。騎手の意志に反して暴走したり頭を上げる悪癖のある馬にその癖を出させないために使うもの。一般に頭が高いといわれる馬に用いられている。

鼻出血(びしゅっけつ)

競走馬は競走中に鼻出血をすることがあるが、その原因は学問的にはまだはっきりしないと言われている。馬は口で呼吸できないため鼻出血を発症すると呼吸が十分できなくなり競走能力を発揮できず大敗することも多い。鼻出血は習慣性になりやすいため、はじめて鼻出血した馬は1カ月、2回目の馬は2カ月、3回目以上の馬は3カ月間出走できないこととなっている。もっともゲートにぶつけたりした外傷性の鼻出血はこの限りでない。

引っかかる

騎手が抑えてもいうことをきかず突っかかるように行きたがる状態をいう。騎手と馬が折り合っていない走りっぷりで、レースでこういう状態になると能力に影響することが多い。

蹄(ひづめ)

馬の球節の下で人間の中指1本に当たり、爪のようにみえる部位をいう。昔から「蹄なければ馬なし」といわれているように、蹄は馬体を支える基礎であり、運動上もっとも大切な部分である。したがって削蹄、装蹄、また蹄の手入れの良否が、直接、間接に馬の能力に大きな影響を及ぼすものであり、厩舎関係者は裂蹄や蹄の病気にかからないよう、蹄の良好な状態を保つため注意している。蹄鉄は、この蹄の摩耗を防ぐために着けられている。

非当選馬、非抽選馬(ひとうせんば、ひちゅうせんば)

出馬投票の際に出走申し込み頭数が、出走可能頭数(フルゲート)を超過した場合、一定の資格(資格、賞金、抽選等)によって出走馬を決める。この時に抽選により出走できなかった馬を非当選馬といい、非当選馬以外の馬(賞金順・出走間隔順等の抽選以外によって出走できなかった馬)を非抽選馬という。

ヒモ

連対馬のことで、2着にくる馬、あるいは本命馬にくっついてくる馬をいう。「ヒモ探し」「ヒモに狙える」「ヒモが狂った」など2着馬という意味で使われている。

平場(ひらば)

一般競走のことで、特別レース以外の条件戦をいう。同じ条件レースでも特別レースに比べ賞金も安いし、メンバーも手薄ということで格下のレースと見られがちである。

牝系統(ひんけいとう)

母馬の血統の総称を母系、牝系、あるいは牝系統といっている。「この馬の牝系は○号族」だとか「この馬の母系には○○○○(有名種牡馬)の血が入っている」などと母馬の血筋を表すときに使われる。この牝系統を系図のようにまとめたものが“ファミリー・テーブル”で、牝系統別にまとめ、成績、生年等を付記し根幹馬までたどったもので、牝系を調べるのに大変便利な書物である。