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☆馬券道場☆【用語集!!】

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と行

当歳馬(とうさいば)

その年に生まれた馬で、とねっことも言われる。馬の年齢は数え年であったが、2001年1月から、外国の表示に歩調を合わせて、満年齢表記に変更された。競走馬としてレースに出走するためには、平地競走では、出生の日から起算して2年、障害競走においては3年以上経っていなければならない。

当日輸送(とういjつゆそう)

競馬開催日に出走馬を競馬場に輸送することで、関東なら美浦から東京、中山へ、また関西なら栗東から阪神、京都、中京へ当日輸送が行われている。ただ、美浦から東京への輸送は距離があり時間もかかることから、前もって競馬場への入厩も認められているが、使用頻度は極めて低い。

同着(どうちゃく)

2頭以上の馬が同時に決勝線に到着し、決勝写真をキャビネ判まで引き伸ばしても判定ができない場合に同着となる。同着の時の賞金は、例えば1着が2頭同着の場合1、2着の賞金の合計を折半する。また、賞状や賞品は同じ物を双方に渡すことになっている。連複馬券では1着同着の場合は関係ないが、単勝は両馬とも的中となる。2着が同着なら連複馬券も2通りが的中となる。これはあくまで2頭が同着の時のことで、3頭以上が同着ということもあり得る。

頭絡(とうらく)

細い革でできた馬具で、馬の頭から、頬、顎にわたっており、ハミを吊って馬の口の中に入れ、適当な位置を保たせるために使用するもので、馬を扱う場合の補助の役目もする。また、ハミをつけないものを端綱(はづな)という。厩舎関係者の間では頭絡のことを“天井(てんじょう)”と呼んでいる。

特払い(とくばらい)

特別払い戻しのこと。競走は成立したが、たまたま的中券が1票も売れていないとき、その賭式のすべての勝馬投票券に100円につき70円の特別払い戻しをすることになっている。中央では昭和46年の福島競馬以来行われていないが、3連単の導入で特配が行われる可能性は高くなっており、地方競馬では既に何度か行われている。

特別登録(とくべつとうろく)

中央競馬の特別レースに出馬投票をする馬が必要な登録のことである。通常2回の特別登録が必要となるが、日本ダービー等のいわゆるクラシック競走においては3回の特別登録が必要となり、第1回の特別登録は前年の10月に、第2回は当年の1月に締め切られる。なお、クラシック競走の場合、第1回・第2回の特別登録をしていなくても、追加登録料を払うことで登録をすることが可能である。また、クラシックを除くG1・Jpn1競走は2週間前に第1回の特別登録が行われ、通常の特別レース(重賞を含む)は1週間前に特別登録が行われている。また、競走に出走するための最終的な申し込みのことを出馬投票(しゅつばとうひょう)といい、通常は競走の当該週の木曜日午後3時に締め切られる。

特別(とくべつ)レース

〇〇特別、〇〇ステークス、〇〇賞などレースに名前が付けられている競走はすべて特別レースで、一般条件レースと異なり、特別登録を必要とする競走である。また、G1~G3など格付けされている重賞レースも特別レースに含まれる。

栃栗毛(とちくりげ)

栗毛の中で被毛がやや黒みがかった馬で、こげ茶色といった感じの毛色の馬。たてがみ、尾などの長毛は被毛と同色かその色を帯びた白色である。

トモ

馬体を大きく3つに分けて前躯、中躯、後躯と呼ぶが、その一番後方の後躯のこと。その中には尻、尾、股(もも)、後肢が入っているが、後肢そのものを指すことが多い。“トモ”は競走馬のエンジンの役割を果たすところで、いい馬とは逞しく伸びやかな後肢(トモ)をもっている。

トライアル

トライアルレースともいい、5大クラシック(皐月賞、ダービー、菊花賞、桜花賞、オークス)及び秋華賞、NHKマイルカップの前に行われるレースで、競走名とともに「○○トライアル」と記されているレースのこと。このトライアル競走の上位馬(競走ごとに定められた2着または3着)には優先的にそのレースに出走する権利が与えられている。

トラックマン

競馬専門紙の取材記者のこと。レースの予想、記事を書くために朝早くから馬の調教を観察し、攻め馬時計を採ったり、また厩舎を歩いて出走予定馬の状態を取材したりする。

トレーニングセンター

一般に「トレセン」といわれ、競走馬を1カ所に集めて合理的に調教する場所で、競走馬と厩舎関係者の一大団地ともいえる。昭和44年に滋賀県栗東町(当時。現在は市)にはじめてトレーニングセンターが完成し関西馬が集結した。その後昭和53年に茨城県美浦村に関東馬が集まるトレーニングセンターが完成、中央競馬の馬はこの二つのトレセンに集結している。また、現在は地方競馬にもいくつかのトレーニングセンターもできているし、「トレセン」と呼ばれる本格的な調教(仕上げに必要な攻め馬)施設を持つ民間の育成牧場も多くなっている。

トータリゼータ

勝馬投票券売上高表示機のこと。現在設置されているトータリゼーターは勝馬投票発売機と電子計算機、それに概算払い戻し表示機を直結したもので、トータリゼーターシステムと呼んでいる。大型コンピューターで一括処理を行うことにより勝馬投票が刻々オッズ(概算配当率)となって表示される仕組みになっている。