馬券道場

天皇賞（秋）は、東京競馬場・芝2000ｍを舞台に古馬最高の栄誉をかけて争われる、長い歴史と伝統を誇る競走である。

①連対馬はほぼ7番人気以内

過去10年の人気別成績は、1番人気馬が【5.1.1.3】。半数が勝利しており、勝ちきる場合が多い。5番人気までに8勝をあげており、上位人気馬が勝つ傾向が強い。2着馬を見ても、2番人気・7番人気の3回を筆頭に7番人気以内に9頭がはいっている。1-7番人気までの成績は【9.9.7.45】で連対馬のほとんどがこの範囲におさまっている

②3歳馬は少数精鋭

年齢別成績では、4歳馬が【5.3.4.36】で勝率10.4％、連対率16.7％、複勝率25％。5歳馬が【3.4.3.44】で同5.6％、同13％、同18.5％。すべてにおいて4歳馬の方が上回っている。また、6歳以上の馬は【1.1.1.55】で不振。勝ったのは09年の8歳馬カンパニーのみ。逆に成績がいいのは3歳馬。【1.2.2.9】で連対率21.4％、複勝率35.7％はトップ。複勝圏内に入った5頭はＧ1勝利、もしくは東京競馬場での重賞勝ちの実績があった。また、1-5番人気に推された馬は【1.1.2.0】とすべて馬券になっている。実績があり、人気上位の3歳馬は注目。

③注目は宝塚記念組と札幌記念組

前走のレース別成績を見ると、該当馬がもっとも多かったのは「毎日王冠」で、延べ62頭がこの臨戦過程を選んでいた。もっとも、好走率は前走で「宝塚記念」や「札幌記念」に出走していた馬の方が優秀だ。今年も「宝塚記念」や「札幌記念」から直行してくる馬がいたら、ぜひ注目してみたい。

④牝馬に注目！！

過去10年の天皇賞（秋）に出走した「牝馬」は延べ16頭とあまり多くないが、このうち半数の８頭が３着以内に好走している。2005年には単勝14番人気のヘヴンリーロマンスが１着、単勝13番人気のダンスインザムードが３着となり、３連単122万6130円の大波乱決着を演出した。今年も牝馬の参戦があったらぜひ注目してみたい。