◆東京芝2000mは特殊なコースとして名高く、スタートから緊張感が高まる。
1コーナー奥のポケットからスタートし、約100m進んだところに左へ曲がる大きなカーブがある。
03年にコース改修を経てリニューアルされたものの、依然として枠順は平等とは言い難い。2コーナーまでの距離が短いため、外枠を引いた逃げ・先行馬はすんなり内へは入れない。無理に行くと、内側の馬を被せることになり、審議対象になる可能性がある。
差し・追い込み馬にとっても2コーナーまでの攻防は気が抜けない。スタート直後は飛ばす必要はないが、馬群がゴチャつきやすいコース形態なので、不利を受けないようにしなければならない。
行く馬と控える馬がハッキリ主張すれば、2コーナーを過ぎて向正面へかかってからは、縦長の隊列になりやすい。その後は力勝負。広く、直線の長いコースなので、基本的には各馬の能力が発揮されやすい。
展開云々、脚質よりも長くいい脚を使える馬にとって有利なコースだ。
有利な枠順 | 内枠 |
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有利な脚質 | フラット |
ポイント | スタートから2コーナー過ぎまでの攻防 |
連対騎手ベスト | ペリエ、武豊、蛯名正義、横山典弘、柴田善臣 |